Citrix NetScaler MPX

1. かつては無料で実機講習を受ける事も出来た負荷分散装置


NetScaler は Citrix 社が開発製造している負荷分散装置で ある
とは言うものの、NetScaler MPX は旧製品と なってしまっていて かつて あった筈の製品紹介の URI が見付からない
かろうじて以下が残っている程度か

NetScaler Data Sheet - Citrix

今は NetScaler ADC と言う名称を使用している らしい

シトリックス >> NetScaler ADC

# 以前は [ページの情報を表示] - [タイトル] に ShiftJIS で表記出来ない記号を使用していたと思うが、流石に修正したらしい...

# ページ本文を UTF-8 で書くのは別に良いけどね…

# シトリックスの Webページを作った人は文字コードに無頓着で あったと見える


この会社は(この会社も)自社では製品の製造のみを行い、販売と保守は代理店に任せると言う手法を採用している

私は機器調達と保守契約先として以下を利用したが、

ネットワンシステムズ

以下を見ると、もっと上位に位置する販売パートナーが いるようで ある

Citrix Solution Advisor メンバー検索 | シトリックス - Application Delivery Infrastructure for a Dynamic World

いや、他の機器の調達も あったので こう言う時には全部ネットワンシステムズに お任せ、で良いと思う

# vender lock-in されない技倆を持っている事が前提、では あるが

それに しても、資格者の数まで挙げていて仲々なかなかに圧巻で ある

まぁ別に、資格者数で機材を買う訳(わけ)では無いので どうでも良いと言えば良い所では ある

東京都 千代田区 霞が関 に、シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社が ある
CTC や NTTコミュニケーションズ、NTT DATA の近くと言えば分かるで あろうか

機器調達の際に、私は ここで NetScaler の無料講習を受けた事が ある

シトリックス >> トレーニング/認定資格

どうやら今はセルフオンライン講習に なってしまっている らしい

直接機器を操作する機会が あると、良いと思うが



2. 特徴


.1 機器


基本操作は Webブラウザから GUI で行うが、CUI でも操作は可能

GUI の画面表示と CUI は日本語化されて いないので、分かりづらい
そして困った事に、負荷分散対象サーバの登録設定と負荷分散設定が何故か連動して いないので、鬱陶しくも煩(わずら)わしい

BIG-IP に続いて NetScaler お前も なのか! と言いたくも なる

F5 BIG-IP


.2 GUI 接続


Webブラウザは問わないが、Java RunTime Environment(JRE) が必要
尤(もっと)も、これが無い PC は先(ま)ず無いと思う

機器に ある LAN ポートの何処(どこ)でも良く、ストレート or クロスケーブルで結線すれば接続できる
機器としての初期状態は どうやら L2ブリッジ と なっている らしい

初期状態時の IPアドレスは、以下の通りで あった

NetScaler 初期設定 IP address : 192.168.100.1
subnet mask : 255.255.0.0


サブネット広過ぎ!? 何故?
良く分からない


.3 コンソール接続


RS323C DSub 9Pin 形状のコンソールポートが機器の前面に ある
# 便利と言えば便利では あるが、何と無く邪魔...この位置微妙...
# DB9 <-> Cisco の変換コネクタを介して接続する場合、更に邪魔...

初期標準時の user/password は、以下と なっている

User name : nsroot
Password : nsroot


まぁ、これは こう言った ものか

コマンド体系は、

show runnigconfig

と言った Cisco に似たコマンドを実行出来るが、実行しても余り面白くない...
設定は GUI で行った方が分かり易い


.4 電源断 (shutdown)


機器の電源を落とす際には、shutdown コマンドを実行し、終了確認で y と して enter
これで OS の終了処理が始まる

> shutdown
>
> Are you sure you want to conpletely stop NetScaler (Y/N)? [N]:y

これで HDD への sync が行われ、OS が halt 状態に落ちる

ここで何か してしまうと(Enter を打つ等)、再起動して しまう
自動的には電源が落ちないので、機器背面中央の電源スイッチを下に倒して数秒待つと電源断と なる

sync させて OS が halt に なると言うのは、随分と古めかしい
昔の BSD の様で ある

尚(なお)、一応 GUI からも電源断は可能では ある
ただし、シリアルコンソールから操作した方が操作が簡明で ある


.5 使用する IPアドレスが分かりにくい


無駄に IPアドレスを消費し、しかも用途が分かりづらい

MIP,VIP,NSIP,SNIP と あり、もう何が何やらで ある

NSIP と VIP の IPアドレス割り当ては必須と思われるが、MIP と SNIP は設計次第では割り当てる必要は無いかと思われる



3. 使い勝手


使いにくい、もう使いたくない、終了

えぇもぅ、富士通 IPCOM にまさる負荷分散装置は存在しないので ある

富士通 IPCOM

因(ちな)みに機器の価格は、実は BIG-IP と余り変わらなかった
もう少し安くして欲しいもので ある



4. 関連 URI


参考と なる URI は以下の通り

シトリックス >> Leader in mobility, virtualization, networking and cloud services

公開 : 2014年11月19日
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