1. ネットワーク インフラ システム構築に おいて作成する文書に関して
本文書では情報システム基盤を構築する上で作成すべき文書類を挙げたい
基盤と言うと範囲が広く なってしまうので限定するが、ここでは基幹インフラやネットワーク インフラの事を指している
何故この様な限定を行うかと言えば、私はネットワークとサーバの構築しか行なった事が無いからで ある
2. 成果文書一覧
私は
SIを行う際には基本的には
ウォーターフォール手法を採用するが、その際での各工程に おいて作成すべき文書は
概おおむね以下の通りかと思う
1) 要件定義
2) 要件定義書
3) 提案検討
4) 既存基盤調査書, 機器選定書, 現状通信流量調査書, 導入機数算出書
5) 基本設計
6) ネットワーク構成図, ネットワーク基本設計書, サーバ基本設計書, ネットワークアドレス一覧書, 機材設置平面図, 筐体構成書, 通信一覧書, 通信経路図
7) 詳細設計
8) ネットワーク詳細設計書, サーバ詳細設計書, IPアドレス一覧書, 機材設置収容図, 機器結線一覧書, ネットワーク機器設定書, サーバ設定書, 導入ソフトウェア設定書, ネットワーク機器設定
9) 試験
10) 試験計画書, 単体試験仕様書, 単体試験内容兼試験結果書, 結合試験仕様書, 結合試験内容兼試験結果書, 総合試験仕様書, 総合試験内容兼試験結果書
11) 移行
12) 移行計画書, 移行手順書
13) 運用保守
14) 運用設計書, 障害時復旧手順書
上記の中で、やはり一番面倒なのが既存基盤調査書で あろうか
非常に困った事に、更改前のインフラ環境に関する設計書等の構築文書が存在しないか もしくは作成された筈で あるが現時点で所在が不明と言う事例が、本当に掃いて捨てる程に存在するので ある
# いや、絶対に無い筈は無いので あるが、客は そう強情に主張するので ある
# 或いは、存在しては いるので あるが外部の者に晒せる程 完成されていない ために隠している可能性は充分に あろうし、また客の運用部門等が更改に難色を示していて進捗を故意に妨害しようと企んでいる事も あり得る やも知れぬ
プログラム開発文書と違い、
インフラは基本設計書が各文書の鍵と なるため、基本設計書および既存基盤調査書の基本設計部分の出来が当該案件の成否に関わると言って良い
また、ネットワークインフラは視覚化しないと全体を把握しにくいため、構成図は以下の
様な かなり手を入れた物を始めから用意して おきたい
梯子型構成
3. 関連 URI
参考と なる URI は以下の通り
インフラ構築とは 〔 ITインフラ構築 〕 〔 システムインフラ構築 〕 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
システム基盤設計の基礎 - システム基盤設計の基礎:ITpro
システム基盤設計 | NTTデータ
@IT Special:未来を見据えた「システム基盤選び」のポイント
ツールを使ったドキュメント作成技法(前編) - @IT
ウォーターフォールモデルとは 【 water fall model 】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
ウォーターフォール・モデル - Wikipedia
公開 : 2014年2月17日