ジャイアントインパクト説は やはり間違いか

1. 月の石は地球からの隕石で あったらしい


私は以前から常々 月は地球に小天体が衝突して分離し、月が生成された とするジャイアントインパクト説に反対していたが、どうやら それが一般的にも肯定される日が近付いた のかも知れない

ジャイアントインパクト説での有力な根拠として挙げられているのは、アポロ宇宙船が持ち帰った月の石が地球の岩石と組成が一致している と言う点で あった
しかし、それは以下に より もう根拠には なり得なくなってしまった と私は見る

/アポロが持ち帰った月の石…まさか「地球の石」だった?:朝日新聞デジタル

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まぁ 記事全文を読んでも内容量は大した事は無いので、登録する手間に見合うか どうか は微妙では あるが…

研究チームは、1971年に月面着陸したNASAの宇宙船アポロ14号が持ち帰ったバスケットボールほどの大きさの石の一部を分析した。これまでは月の地殻で作られ、隕石などの衝突で地表に出てきたものだと考えられていた。

分析した石片は月では極めて珍しい石英を含み、地球で一般的な花崗岩(かこうがん)に似ていた。これに含まれる「ジルコン」という鉱物やチタンの割合を調べたところ、地球最古の石と同時期の40億年前に作られたと推定された。その時の温度や圧力を求めると、月で同じような環境は地中約170キロになり、月の地殻よりはるかに深くなった。一方、地球では深さ約19キロが同じ環境で、同じような成分もマグマから広く見つかるという。

月で極めて特殊な条件がそろって作られた可能性もあるが、40億年前に地球で作られた岩石が、小惑星の衝突などではじき飛ばされ、月にたどり着いたと考える方が自然だと指摘。研究チームは「地球からの隕石の初の証拠の可能性がある」としている。

なるほど、そう言う事で あったのか



2. 地球と月は兄弟天体である


これは私見では あるが、太陽に近い系域[註]では惑星を形成する岩石群が豊富に あった と考えているので、近接した状態で兄弟のように天体が形成されたのでは無いか と思う
一時的、もしくは形成時点では両天体が接していて後に分離した可能性も ある

註:

系域と書かれても違和感が あるかも知れないが、一応 "太陽系内域" と言う意で使用している
他に相応(ふさわ)しい語彙が あるかも知れない とは思うが、思い付かない


少し前に以下の通り地球と月は 近接(接地)連星 として誕生したのでは無いか、と述べた事が あるが、さて どうで あろうか

/地球と月は近接連星か

公開 : 2019年2月24日
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