1. 選挙公約に選択別姓が挙がる
選択別姓
[註1]の議論が本格的に煮詰まって来ているようだ
2024年衆議院選挙でも、各党の公約に選択別姓の是非を掲げている
なお、当該制度の正確な名称は
選択的夫婦別氏制度と言うらしい
選択的夫婦別氏制度(いわゆる選択的夫婦別姓制度)について
註1:
私は選択的と言う名称に違和感を覚えるので、選択別姓と書いている
これについての私の見解は以下の通り
夫婦別姓は認めて良いと思うが
2. 日本は選択別姓を導入しなければ ならない立場に ある
現時点の日本は、微妙な立場に あるようだ
例えば以下を読むと、
国連女性差別撤廃委の勧告に日本政府が抗議…谷口真由美がラジオで批判
10月29日、国連の女性差別撤廃委員会は日本政府に対する勧告を含む最終見解を公表した。
日本は女性差別撤廃条約を受け容れているのに選択別姓を実現していないので、何度も勧告を受けてしまっている
条約に同意しているのに一部の条項を拒否すると言う都合の良い状態は通用しない訳だ
3. 反対論者の理由は単なる見栄では無いのか?
選択別姓に対する反対論者は色々と理由を
捻り出して来て反対しているようであるが、結局は見栄の問題なのであろうと思う
つまり、
・婿養子に入りたくない (夫の側が更姓[註2]したくない)
・妻が夫と異姓で あるのは世間体や格好が悪い (と男の側は思い込んでいる)
註2:
改姓と言った名称も あるが、これでは何か不都合が生じて修正していると言う印象を与える可能性が ありそうなので、姓を変更すると言う意味で更姓と言う語を使用している
と言う事なのであろう
4. 戸籍システムに影響するのか
選択別姓に対する反対論者は戸籍システムを改修する場合には莫大な費用が発生すると主張している
しかしながら、どうやら現行戸籍システムは既に選択別姓に対応しているようだ
従って、反対論者の主張は非である
戸籍システムは今までにも改修されており(例えば2024年3月)、改修の予算を組み込む事は特に至難という
程では無い
恐らく選択別姓に反対するための口実として主張しているのであろう
公開 : 2024年11月11日