1. 書き出し
アイルキャッピングとは、データセンタに おいて、ラック列間を連結して冷却の省電力化を図る手法の事で ある
NTT系列のデータセンタで あったかと思うが、初めてアイルキャッピング仕様のデータセンタに入場した際には、驚いたもので ある
誰が考えたのか知らないが、確かに これは賢い
2. データセンタの課題
実際にデータセンタ内で作業した経験が あれば分かると思うが、データセンタと言うのは人が長時間室内に詰(つ)める事を考えていない
例えば以下の様(よう)な課題が あり、人に全然優しく無い
a) 機器の冷却を行う必要上、異常なまでに室内全体が冷却されて、寒い
b) 冷却ファン その他の駆動音が大きく、とても煩(うるさ)い
c) 電子機器のため湿気が大敵で あり、室内の湿度を低くせざるを得ず、目が乾燥して喉や痛く、そして声が嗄(か)れる
私は以前、あるデータセンタに入場する際に、冬物厚手のコートを持ち込んで作業した事も ある
寒くて どうにも ならないので、室外以上の防寒着を身に付けなければ ならないとは、何とも おかしな事で ある
アイルキャッピングは この様なデータセンタの課題を かなり低減させる事が可能と なるので、非常に助かる
是非共他のデータセンタにも普及して貰いたい
3. アイルキャッピングと言う手法
AISLE とは座席間の通路を指し、CAPPING は頭を覆(おお)う様に被(かぶ)ると言う意である らしい
cap は帽子(ぼうし)の意味を持つが、ここでは帽子の意と なる前の語句の原義、何かに被(かぶ)せて蓋(ふた)を すると言う意を採用している
意訳すると、蓋で閉じた通路、密閉通路と言う事に なる
この手法は、株式会社NTTファシリティーズと日東工業株式会社の共同開発と言う事だ そうで ある
簡単な説明は以下の通り
アイルキャッピング | 商品・サービス | NTTファシリティーズ
本当に簡単過ぎて、これでは分かりにくい
しかも この URI の図は少々把握しにくい
以下は全然関係無い URI で あるが、こちらの図の方が分かり易い
MyReco(マイリコ) アイル(Aisle)
この手法を採用したシステムラックの詳しい能書きは、以下の通り
日東工業システムラック AISLE CAPPING
流石にラック屋だけ あって、分かり易い
4. 関連 URI
参考と なる URI は以下の通り
NTTファシリティーズ
日東工業株式会社
公開 : 2014年10月1日