1. 書き出し
hp 社のブレードサーバを SI で採用した事が あるが、これ位の基盤設備に費用を投入出来るので あれば、確かに hp 社製品は悪くない選択と言える
外資企業なのに日本製なので信頼性も高く、営業部門の対応も良い
日本HP - HP BladeSystem
ブレードサーバとエンクロージャ間の LAN 結線は内部で行われている仕様なので、外面からは見えない
内部では かなり複雑な接続を行っている様(よう)に見える
日本HP HP BladeSystem c-Class エンクロージャ
機器内側の仕組みが どうなっているのか、把握するまで少し頭を使ってしまった
分かってしまえば、どうと言う事は無く、それ程難しい事は していない事が分かる
個別のブレードサーバと外部スイッチ機器を直接 LAN ケーブルで結線する事は出来ない
エンクロージャに収容する以下の様なブレードサーバを選択するので あるが、これらには RJ-45 コネクタが実装されていない
HP ProLiant BL460c Gen9シリーズ
なお、一つにエンクロージャには一つ以上のブレードサーバが実装されていれば良く、エンクロージャのブレード収容空間が空(あ)いていても何の問題も無い
また、ブレードサーバは複数の機種型番が混在していても、特に支障は無い
エンクロージャと外部スイッチ機器を結線するには、インターコネクト機器を選択して実装する
日本HP - HP BladeSystem c-Classインターコネクト Ethernet
バーチャルコネクトは帯域制御が可能で、多機能で ある
ただし、サーバ技術者には帯域制御と言うものの概念を把握するのは難しいと思う
設定も少々面倒で、決して難しくは無いので あるが、取っ付きにくい
hp 社も、設定画面を もう少し分かり易く作り込めば良いと思うので あるが、どうなので あろう
と言う訳で、バーチャルコネクトはネットワーク機器の設計経験が無いと荷が重いと思うので、可能で あれば避けた方が良い
無難な所では、パススルーモジュールとブレードスイッチで あろう
しかし、HP BladeSystem c-Class イーサーネットパススルーモジュール は何故かリンク切れで、表示出来ない
以下の 10Gb の製品に置き換えられて しまったと言う事か
日本HP HP BladeSystem c-Class 1/10GbE パススルーモジュール
以下のブレードスイッチは、Cisco 社の Catalyst 製品と ほぼ互換性が ある
これに より、ネットワーク機器の構築を行った事が ある経験者で あれば、大概は そのまま設定作業を行えると言う強力な利点が ある
日本HP BladeSystem c-Class Cisco Catalyst Blade Switch 3020
思うに、Catalyst 3560 辺(あた)りの OEM 製品で あろうかと思う
ただし、一部の機能が削減された簡易 IOS が実装されているので、Cisco 製品の機能が全て使用出来る訳(わけ)では無い
逆に、ブレードスイッチとして使用する際に便利な機能が一部追加されている
LAN ケーブルを少なくしたいということで あれば、ブレードスイッチの方が良い
ただ、この場合はブレードスイッチ自体に障害が起きた場合どうなるのかと言う点が少々気に なるかも知れない
また、外部収容スイッチとブレードスイッチを経由してブレードサーバに通信が行われると言う多段スイッチ構成に なるので、冗長設計が多少複雑と なり、機器を運用保守する側としては少々使いにくいと思うかも知れない
パススルーモジュールは非常に単純簡明な機器で、RJ-45 コネクタの無いブレードサーバに RJ-45 コネクタを取り付けて しまおうと言う、機器と言うか延長ケーブルの様な代物で ある
これを採用すると、物理的な LAN ケーブルの数が凄く嵩む事に なって見た目が悪くなるので あるが、障害時の一時切り分けとして、
取り敢えず LAN ケーブルを代えてみよう
と言う単純な確認作業を行なう事が出来て、
何となく安心(←なにが?) で ある
それと、NIC 冗長を実現する際に発生する複数 VLAN 設定を、
外部スイッチ機器側の担当者(要はネットワーク担当者)
に押し付ける事が出来ると言う、
大変魅力的な利点が ある
それに しても、hp の Webサイトは分かりにくくて、探したい Webページが何処(どこ)に あるのか、簡単に探せない
何とか ならないものか
2. しかし、hp 社のサポート部門は...
サポート部門の技術力は、かなり低い
# 現在は改善されている可能性も ある
機器の事で質問したい事が あって問合せて見た事が あったが、こちらの方が断然詳しくて、使い物に ならない
まぁ こちらは SI 技術者なので、所詮はサポート要員程度では どうにも ならないのかも知れないが...
3. 関連 URI
参考と なる URI は以下の通り
日本HP | 日本HP (ヒューレット・パッカード)公式ウェブサイト
本当は hp 社では無く HP 社と書きべきなのかも知れないが、HP と書くとホームページと誤認する人が いたりして、困りもので ある
ホームページ社って何よ!? と言う事にも なりかねない
ついでに言うと、hp 社の Webサイトは何故 www8 なのか?
www は英語圏の Webサイトで、www8 はアジア太平洋向け? 日本語圏向けなのか?
良く分からない
公開 : 2014年11月17日