NEC Octpower スイッチ

1. NEC の名を負う良く分からないスイッチ


Octpower とは NEC が自社開発した LAN/WAN スイッチ等のネットワーク製品の統一ブランド名で ある

# しかし、私は他社製品を OEM 調達した だけでは なかったのか と疑っていた


NEC の SI 部署での機器構築と なると、採用されるスイッチは必然的に Cisco 製品か Octpower 製品に限定されていた様に思う

現在は もう販売を終了している

Octpower: 通信事業者向け ネットワーク製品: ネットワーク製品: 製品 | NEC: 通信事業者向け ネットワーク製品: ネットワーク製品: 製品 | NEC

現在の代替機種は以下と言う事か

UNIVERGE IP8800シリーズ: 通信事業者向け ネットワーク製品 | NEC



2. L3SW


IP8800/710A と言う機器を 2003年に導入した事が ある

レイヤ3スイッチ: 販売終了製品: Octpower: 通信事業者向け ネットワーク製品: ネットワーク製品: 製品 | NEC

仕様等のページ位は残して おいても良さそうなもので あるが、根こそぎ削除されて しまっている
冷たい もので ある
何か理由が あって この機器との関わった事を知られたくないと でも判断したので あろうか

この筐体の機能として、何故かアドレス変換や QoS、DHCPサーバ機能まで備えていた記憶が ある
L3 スイッチには経路制御機能を備えていれば充分と考えて いるので あるが、高々(たかだか) L3スイッチ如きに何を期待しているので あろうか

少々解(げ)せない



3. L2SW


こちらは 2002年に、ES100/324A と言う機器を導入した

レイヤ2スイッチ・スイッチングハブ
ES100/324A

L2スイッチの方は仕様が残っているとは、少し許(ばか)り不可解では ある

login すると

Welcome to ADPRO

と表示されるので、ADPRO と言うスイッチ製造会社が ある(あった)のかも知れない

機能は VLAN と STP(Spanning Tree Protocol) 程度しか備えていない
しかも、STP を無効化出来なかった記憶が ある

機器の操作はシリアル コンソールと telnet、および Webブラウザでの GUI と なる
SSH 機能は備えて いなかった



4. 使用感


上記の L3スイッチと L2スイッチでコマンド体系が大きく差違が あるのには辟易した
一応、表向きには同じ自社製品と言う看板を掲げていた筈なので あるが、どう言う事なのか

私には IP8800 シリーズと ES100 の供給会社が別で あると言う事を如実に示していると しか思えなかった

こう言う物の採用と導入を、自社SI に関わる技術者に強要するのは止めて欲しい もので ある
実際に手を動かして苦労するのは技術者なので ある

この様に、機器間で操作コマンドの互換性が無い機器で あったが、コマンド自体は特に難しくは無く、使用感は悪い訳では無い
単に L3スイッチが機能過剰で あった と言うだけの事で ある

公開 : 2014年7月5日
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