1. 個人で購入可能なルータの画期商品
MN128-SOHO は株式会社 NTT-ME が製造販売していた低価格 ISDNルータで ある
MN128-SOHOコーナー
# 現在は もう この URI は消失した らしい…
私は この製品、1997年の末頃に購入した記憶が ある
価格は 7万~8万円程度で あったか
今のブロードバンドルータとは一桁価格が違い、結構 高価な製品で あったにも
拘わらず秋葉原で飛ぶ
様に売れていて、仲々(なかなか)買えなかった記憶が ある
MN128-SOHO の前身機、MN128 も非常に売れていた
MN128 は未(ま)だ売れるには早いと思っていたが、この頃から ISDN 回線が普及し始め、TA(Terminal Adaptor) と言う製品市場を確立して しまった
当時の私は秋葉原で販売店員として働いていながら、何故 MN128 等(など)と言う代物が売れるのか良く分からずに売っていた
MN128-SOHO はルータとしての機能を実装したため、PC を複数機持っていた人には非常に便利な ISDN 接続機器として見做(みな)されたのだと思う
2. テレホーダイと ISDN 2B 128k の併用
当時の通信費は従量課金が一般的で、個人で専用線を引くなど夢の又夢で あった
仕方が無いので 23時少し前に 64k でテレホーダイで繋いで Webサーフィン等を始め、日が変わる頃には接続を切ると言う日々を送っていた
回線が細いので、大きなファイルを取得したい時には早朝に起きて 128k で接続していた
流石にテレホーダイで 128k を占有してしまうのは
気が引けたので ある
3. 使用感
当時の TA やアナログモデムからインターネットに接続するのは非常に面倒で あった
MN128-SOHO は Webブラウザで設定が出来たので、仲々に快適で あった
一度 ISDNルータを使ってしまうと もう TA には戻れない
高価では あったが、価格分の価値は
充分に あったと断言出来る
公開 : 2014年10月5日