FortiGate

1. Fortinet社の看板商品 FortiGate


FortiGate は Fortinet株式会社が製造販売しているファイアウォール兼 UTMUnified Threat Management 製品で あり、世界一の市場シェアを有する らしい

UTM(統合脅威管理)は FortiGate - FortiGateアプライアンス - フォーティネット

NetScreen Technology 社の創業者が Fortinet社を設立したと言う
NetScreen の製品に何か不満でも あったので あろうか

この会社は FortiGate 以外の製品も販売しているが、余り見映みばえが せず FortiGate だけで保(も)っている会社のように見受けられる
いやまぁ FortiMail 等の製品も充分に売れている とは思うが



2. 特徴


.1 高速


通信速度が とにかく速い
専用の ASIC を搭載していて、これが高い処理能力の秘訣らしい
販売代理店の営業からの資料を見た限りでは、確かに他社製品に比べて圧倒的で ある

これを見せられると他社製品を買う気が失(う)せてしまうのも、まぁ已(や)むを得ない所では ある


.2 ポートが多い


FortiGate 製品群は何故かインタフェイスが異常なほどに多い
機器全体の一貫した開発方針なので あろうか

尤(もっと)も、全てのポートが専用 ASIC の高速処理速度の恩恵を受けられるのでは無い らしい
一部ポートは HA 用途として低速度での使用に甘受しなければ ならないが、それでも この製品の優越性は変わらない


.3 操作


操作や設定は、GUI および CUI で行う

ファイアウォール部分の設定は Webブラウザから操作した方が分かり易い

ただ、この製品は通信制御の結果ログを追いにくい
通信制御の各行での通信通過ログと通信遮断ログが どれなのか、一見して把握しにくいので ある

いや、通信制御設定行の段数がログに表示されているので、これを追いかければ分かるのでは あるが、もう少し分かり易く表示させられない ものか

ログの確認操作に ついては、NetScreen/SSG の方が遥(はる)かに使い勝手が良い

CUI で操作する際には、シリアル コンソール接続には両端の形状が RJ-45 と D-Sub 9 Pin のシリアルケーブル(Cisco と共通) を使用する


.4 ファームウェア更新に失敗


極々 稀(まれ)にファームウェアのアップデートに失敗する事が あった

元々 機器に異常が あったのか、それとも何かの理由で更新に失敗したのかは良く分からない


.5 Log hard disk の初期化が必要な事も ある


この製品では、ログを保存するためのハードディスクの区画が用意されている様に見える

ただ、低価格帯の製品では この区画がフォーマットされていない状態と なっていた

# 現在も この仕様なのかは不明



.6 説明書


"フォーティネット倶楽部" とやら に会員登録して おかないと日本語版の製品説明書を入手出来ない

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なぜ?

公開 : 2014年10月6日
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