# NEC の系列会社で就業していた時には別の定義として分けられていたが、他社にも あるかも知れない
基本設計工程に期間遅延が生じると、その分詳細設計等の後続する工程が、後ろに送られてしまう
正に心天(ところてん)突き棒に押し出される心天の如く、後ろに後ろに突き出されて行くので ある
しかも困った事に、こう言う場合は単に遅れるだけでは済まず、基本設計で生じた遅延理由が その他の事由事案を巻き込んで相乗的に雪達磨の如く遅延が拡大して行くので ある
納期に遅れるだけでなく遅れた期間分の費用超過が生じたり、
納期に間に合わせるために後工程の詳細設計や構築工程の期間を圧縮圧搾して技術者に突貫作業を強要してしまう
技術者の健康状態に異常を来(きた)して出社しなくなる等の状況が現われ、構築品質が低下してしまい かねない
結果的に納期が遅れる事も ある
試験工程を削減省除する事に より、試験不充分で設計瑕疵や構築未完了箇所を見逃し、稼働後に重大障害を招く
1) ネットワーク基本設計書
2) サーバ基本設計書
3) ネットワーク構成図
4) 通信経路図
5) 通信一覧書
6) ネットワークアドレス一覧書
7) 機材設置平面図
8) 筐体構成書
基本設計文書群の中では、ネットワークに関する文書が根幹を成す重要な位置付けと なる
対照的に、サーバに関する基本設計では、それ程多い記述を必要とは されない
時にネットワーク構成図は、構築する情報システムを目視で把握するために最も資する文書で あり、この見た目が案件全体の出来を左右すると言っても過言では ないで あろう
なお、ネットワーク構成図と通信経路図、通信一覧書は一文書として まとめて しまっても良い
機材設置平面図とは、データセンタ等で どこの階数の何番ラック列に機材が設置されるかを記述するもので、フロア図等とも呼称する
筐体構成書とは機材調達に必要と なる文書で あり、サーバやネットワーク、或いはストレージ類の構成部品とでも言えば良いか
# まぁ極言するに "読めれば良い" ので Microsoft社に限定せずとも良いかも知れないが… # 中には PowerPoint で基本設計を書いて来る SIer が いたり、一太郎 で納品を要求して来た組織も あった
必要に応じて図や表を文書内に埋め込むと分かり易くなるが、ファイルサイズや印刷時の見通し、文書作成後の更新頻度等に より別紙として切り出した方が簡便な事も ある
# Visio は便利では あるが常に読めるとは限らないので、私は PowePoint で作図してしまう事も多い
01) 全体構成
02) 導入設備環境
03) 工事
04) ハードウエア構成
05) ソフトウエア構成
06) ホスト名・IPアドレス割当規約
07) ルーティング
08) 冗長負荷分散
09) OS
10) アプリケーション
11) セキュリティ
12) 運用
13) 監視
14) 試験
15) 移行
16) 保守運用