1. 視界に線が残る
週刊新潮に興味深い記事が あった
ある時、視界に違和感を感じた
どうやら視界に黒い線が
残像と なって見えてしまう
眼球を動かすと この黒線も移動するので、どうやら定点異常では無い
様で ある
となると角膜に外部損傷を受けて、傷痕(きずあと) が残って しまったのか?
2. 飛蚊症と診断される
致(いた)し方無いので、眼科に行き診察を受けた
それで
飛蚊症と診断されて しまった
眼底検査も受けたが、眼底には異常は無い らしい
どうやら角膜への損傷と言った深刻な事態では無い様では ある
ただ、困った事に飛蚊症と言うのは治療法が無い と言う事で ある
以下が診察の際に眼科医師から手渡された概要書で ある
それに しても、
Q : 生理的飛蚊症は、絶対消えませんか? どうしても、消えませんか?
A : 無理[註]です。目の中に存在しているものであり、消えたように感じる事もあります。神経質にしているとずっと見えてしまいます。あまり気になるなら薄い色のサングラス作成すると良いです。
これを見て つい、
無理って何だよ おい、患者舐めてんのかよ てめぇ何様の つもりだ
と思って しまったが、危(あや)うく口に飲み込んだもの で ある
いや、正確に言うと実は外科手術ので治療は可能では ある
ただ、そこまでして症状を取り除く必要は無い と言う事らしい
現象としては目の内部に硝子体(しょうしたい) と言う透明な物体が あり、ここに細胞や繊維が あると その残映が残ると言う事らしい
傾向として近視症状の者は飛蚊症に なりやすく、また加齢に よっても症状が発生し
易く なる様で ある
どうやら病気と言うべき事象では無い様で あるので、取り敢えずは様子見と するしか無さそう では ある
註:
厳密に言えば、質問は可能か どうかを尋ねているので理が あるか どうか を返答しても無意義
無理 と言う語の意は無茶な要求を強いられた際 等に "その要求は道理が無い" と返答する事を指している
正しくは "不可能です" と返すべき
3. 症状悪化で手術
その後 5年が経過したが、左目に球状の物体と それに連なる線状の物が見える様に なってしまった
恐らく硝子体内の繊維質が絡まって球体に なってしまったので あろう
球体に繋がっていると
覚しき線状の物まで含めると 1cm を越えてしまっている様なので、非常に煩わしい
やむを得ず手術で砕散する事に した
手術と言っても硝子体と水(塩水)を交換する と言った
大掛かり な ものでは無く、ウルトラQオフサルミックレーザー と呼ばれる光線を照射して飛蚊症対象を粉砕する と言う手術で ある
手術は検査室の奥に区切られた空間で行われたが、この眼科医施設の場所の広狭に起因するのか、手術室と すら言えない場で ある
手術器具も眼圧検査に使用される器具程度の大きさで、こう言ってしまっては何で あるが高価な医療器具には見えなかった
# いやまぁ現時点に おける日本の眼科医では余り設置されていない器具なのかも知れないので普及するまでは非常に高価な物なのかも知れないが…
手術自体は 5分程度で終了し、呆気無く終わった
むしろ手術前に瞳孔を開かせる待機時間の方が長かった
部分麻酔を行っているので特に痛みも感じなかったが、もしかしたら麻酔は痛覚を麻痺させる目的で使用しているのでは無く瞳の移動を固定化させて照射レーザーを命中し易くするために実施しているのかも知れない
手術結果には完全に満足している
訳では無いが、球体が砕けて視野外辺に散開しているので、
概ね満足出来る状態で あると言って良い
4. 関連 URI
参考と なる URI は以下の通り
黒いものが飛ぶ 飛蚊症 | 目についての健康情報 | 公益社団法人日本眼科医会
飛蚊症 - Wikipedia
公開 : 2014年9月5日