99%の会社はいらない

1. ライブドア社粉飾事件で逮捕された 堀江 貴文 が会社は不要と主張する


堀江貴文 - Wikipedia
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当人は終始無罪を主張していた らしい ので事の是非は私には分からないが、さて そうすると ライブドア社 は もう存在しなくてもよい会社なので あろうか?

著書自体は大して分量が無いので、まぁ有体(ありてい) に言えば気軽に読める程度の本では ある

なお、この人は所詮は事業家(もどき) の人に過ぎず、政治や外交には疎(うと)い と思われる
尖閣諸島を中国に明け渡せ云々と発言した事も あるが、それで中国の領土野心が満たされる筈が無い事を まるで理解していない
尖閣の次は先島(さきしま)諸島を狙って来るだけ で あろう

そう言えば、以下を見るにライブドア社は韓国系企業で ある らしい

ライブドア - Wikipedia

もしや堀江氏は帰化朝鮮人ないし帰化中国人と言う事なので あろうか?
である ならば外交や国防に関する中国,韓国よりの発言も頷(うなず)ける気が しなくも無い
いや、単に主義主張が左寄りの腰抜け日本人で あるに過ぎぬのかも知れないが…



2. 感懐


内容自体は大した事は無いと思うが、それでも賛同する箇所は幾つか見受けられる
例えば、
【99%の会社はいらない】 P.26

著者 : 堀江 貴文

こうなってしまう原因は、日本では教育レベルで「自分では考えないでください」と教えられてきているからではないかと感じる。
子どもの時分を思い出してみればわかるが、自分の意見を発信するよりも周囲に合わせることで親や先生から褒められるのである。
「言われたとおりにやりましょう」と子供の頃からずっと言われて育ってきているから、考えない大人になってしまう。

小学校の評価項目には「協調性」という項目があり、他人と違うことをするとダメ出しされる。
なんとなく想像できると思うが、僕もご多分に漏れず、「協調性がない」といわれ続けてきた。
周りに合わせないことで、ダメ人間の烙印を押されてしまう。

これに ついては、確かに その通りで あると思う
日本の教育レヴェルが低過ぎるので ある
いや、低いのは文部科学省なのか学校なのか教員なのか はたまた その全てなのか……
無駄に学生の個性を伸ばそうと する今の教育方針も賛同し兼ねるが、それでも学校と教員は自身で考えさせる生徒を作るべきで あると考える
【99%の会社はいらない】 P.30

しかし、それができるのは、日本ではごく一部の人だけ。
実際、本音を言い合うことに慣れていないだけに、意見の違いを理由に仕事をほされてしまうひともいる。
周りに合わせること、上司に合わせることが最重要とされ、「裸の王様」を称えることが日本企業では行われがちである。

本来であれば、相手の立場で考えられるようにディベートの訓練などを学校教育で行えばいいのだが、学校の先生にとって意見を言う生徒は非常に面倒くさい存在になってしまう。
学校は社会に反発しない人間を育てる教育をしていると言っても過言ではない。

いやいや、誠に以(もっ)て確かに…
実際に社会に出て自身の見解を堂々と述べられない精神未熟児が多くて良く閉口させる事が あるが、これも教育の悪弊に よる所 大なので あろう
まぁ、勿論当人の資質にも依存する所では あるが

いずれにせよ、義務教育課程で論争と言う授業を行わせるか、高校,大学で必須履修科目として単位を取得させる様(よう)に変更すべきで あろう
【99%の会社はいらない】 P.34

僕もライブドアを経営していたときに新しいシステムをノーカスタマイズで導入したところ、現場から文句を言われた経験がある。
表示されているデータは以前と同じものなのに、見え方が違うだけで「いままでの見え方に直さなきゃ」と思ってしまう人が多かったのだ。

しかし、その見え方を直せばコストが発生してしまうのは当然のこと、時間もかかってしまう。
しかも、システムの各部分を個別に修正していく必要があるので、それによってシステム全体のバランスが崩れ、後から問題が発生する可能性すらも孕んでいる。

なぜ、このようなことが起こるのかというと、多くの会社の場合、上に立つものが物事をトップダウンで決められないからだ。

これは日本企業の特徴なのだが、上層部の人間の多くが、社内における調整能力を評価されて出世したパターンが多い。
これがアメリカであれば、違った結果になる。
トップの方針に従わないとコミッションをもらえないこともあれば、場合によってはクビになったりすることさえある。

SIer を行う立場から すれば、仲々に耳が痛い所では ある

会社の営業は
「だからこそ儲けられる好機なのだ」
と言うので あるが、しかし それでも私は この主張に完全に同意する
仕事として受けては いるが、実は本音では、

「この客 本当に馬鹿だな......下らない事に過剰に気に し過ぎて予算をドブに捨てているだけなのに、無駄だな……」

と客を馬鹿に しているのが実態で ある

そして日本では仲々に容(い)れられない傾向が あるが、何かを決定して推進するためには誰かが専制君主に ならなければ進まない と言う現実が ある
私は SIer 以外の職種業種には詳しくないので良く分からないが、少なくとも SIer の仕事を していると大概は私が そのシステム構築案件の独裁者に ならないと納期通りに終わらない ので ある
どうして日本の企業は何かの選択を要求されても決められないのか、本当に不可解で ある
馬鹿げている と言って良い
【99%の会社はいらない】 P.64

これほど時間の重要性をしつこく言ってきているのに、いまだに「電話」をしてくる人間がいるのは不思議なことだ。

電話は時間泥棒だ。
電話は相手の時間を大幅に奪うツールで、貴方の時間をも無駄にしている。
だから僕は電話が大嫌いだ。

そうそう、全く以て確かに! 道理で あると思う!!
どうして日本の会社員は電話を異常を好むのか、本当に理解に苦しむ
私は常々

「連絡はメイルでっ! 電話は緊急事態のみっ!

と言っているので あるが、それでも電話して来る馬鹿が多く、本当に迷惑な事で ある

なお、多くの会社は無くても社会は回ると思うので、確かに必要と言う訳(わけ)では無いとは思う

公開 : 2016年8月19日
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