警官が咬害犬を射殺の是非

1. 飼主を襲撃した犬、警官に発炮されて殺害される


犬は元々動物を咬み殺す動物なので あるが、その対象が人に なって しまったので、已(や)む無く警察官が発炮(はっぽう)して射殺処分されたと言う

飼い主ら襲った犬に発砲 防犯カメラが襲いかかる瞬間とらえる

警察官は、制止しようとしたが、犬が向かってきたため、拳銃を手に、
「撃つので離れてください」
と飼い主に警告。
3人で、あわせて13発撃ったところで、犬は射殺された。

命中率は いか程(ほど)で あったのか、疑問に思う所では ある
弾道検査を行えば一発一発毎の軌道と命中是非は追跡出来るので、算出出来ると思う
若(も)し命中率が低いので あれば その原因は何か?

1) 警察の射撃訓練が不充分
2) 警察官に就労後も、射撃訓練は継続して行われていたのか

3) 警察は人に対する発炮訓練は行っているが、人よりも身長が低い動物に対しての射撃訓練は行って いないため、命中精度は低くなった

4) 抑々(そもそも)日本の警察官が携行している拳銃の銃種は命中精度が低い


さて どれで あろう

因(ちな)みに私は 発砲 では無く 発炮 が正しいと考えるので あるが、これは どうも少数見解で ある らしい

跳弾を住宅に受けた女性は
「流れ弾(跳弾)が、こんなに壁に穴が開くほど強いということが、ショックというか、衝撃を受けました」
と話した。

近所の人は
「怖いですよね。

警察が撃ったとか言ってましたけど。
警察でも、発砲は怖いと思いました」

と話した。

この者達の馬鹿さ加減は度(ど)し難(がた) ものが ある

一度(ひとたび)家の外に出れば どの様(よう)な事態が起こるか分からないのが現実で あると言う事を理解していないのか、或(ある)いは感情面で解する事を拒否しているので あろう
何とも平和惚(ぼ)けしていて馬鹿丸出しで あるが、要するに警察で あろうが強盗で あろうが爆弾テロで あろうが、世の中何が起きて何時(いつ)死ぬのか分からない世の中なので、生死の覚悟を しつつ玄関を出るしか無いので ある
それが嫌なら もう引き籠もりに堕(だ)して終始家から出ない様に して生きていくしか無い

尤(もっと)も、それでも川が氾濫したり地震が起きたりして災害に巻き込まれる可能性も あるが、それは もう運が悪かったとしか言い様が無い



2. 警察官は犬が飼い主を殺害するものと本当に考えたので あろうか


さて、公開されている映像を見る限りに おいて、私には犬が飼い主を故意に殺害しようと言う意思を持って行動していたとは思えないので あるが、如何(いかが)で あろうか

勿論、私は その場に いた訳(わけ)では無いので、状況が何処(どこ)まで逼迫していたのかは把握出来ないが、警察官が発炮殺害を必要と判断したと言うので あれば、その判断を尊重したい
一部には警察の行動が行き過ぎと批判している愚かな輩が いる らしいが、警察は市民の身体を守るために行動する事を求められるものなので、彼等の行動自体は批難される事では無い

ただ、私には どうにも飼い主は犬の咬害で負傷は しても殺害される状況には思えないので ある

もし私が その場に居合わせていれば、近所の家の庭から洗濯物の物干竿でも持って来て、これで犬を殴り付けたかも知れない
そして運悪く犬を殺害してしまう事に陥(おちい)るかも知れぬが、それは まぁ已(や)むを得まい

少なくとも、跳弾の恐れの ある(そして実際に跳弾している らしいが)銃撃に及ぶ必要は無かったのでは無いか?
警察官が三人も いたらしいので、これ等(ら)で寄って たかって警棒で殴り付ければ、程(ほど)無くして無力化出来たのでは無いか?

或いは、怯懦(きょうだ)に して警察官も犬が恐ろしくて近寄ろうと しなかったのか、犬の殺意の有無を感じ取れる程には警察官が生命の 生き死に の修羅場を潜(くぐ)り抜けて いなかったのか

これが明治大正時代の警察官で あれば、一人でも犬の一頭位は平然と撲殺していたで あろうと思うと、日本人は惰弱脆弱に なったものかと、隔世の感を覚(おぼ)えてしまうので ある

公開 : 2015年9月19日
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