強姦罪被告弁護人が犯行映像で告訴取り下げ脅迫か

1. 婦女強姦の犯行映像、告訴取り下げの材料に利用したのか


強姦罪で訴えられた被告側弁護士が原告側に告訴事案の状況を撮影した映像の存在を明らかに し、告訴を取り下げる様(よう)に働きかけていたと言う

「映像ある」告訴取り下げ要求 宮崎市・強姦の被告弁護人

男の私選弁護人が強姦被害者の1人の女性側との示談交渉の中で、犯行の様子を写したビデオの存在を女性側に伝え、告訴取り下げを求めていたことが16日、分かった。

むっ?? 示談なのですか?

状況が良く分からないが、被害者の一人と言う事は被害者が複数いて、その一人とは示談で済ませる事に女性の一人と合意した、と言う事ですか

強姦事件の被告人側弁護士「告訴取り下げたらビデオ処分する」新聞報道をどうみるか?

宮崎市のオイルマッサージ店で、女性客ら5人に性的暴行などを加えたとして、強姦罪などに問われている男性経営者

えっ、被害者は五人も いるの ですか、はぁ…

毎日新聞によると、被害者の女性はこの日、公判に出廷し、2014年3月に代理人弁護士を通じて、被告人側の弁護士から
「『法廷でビデオが流されると分かっているのか。
流されたくなかったら告訴取り下げをしろ。
示談金はゼロ』と言われた」
と証言したという。
交渉は決裂し、経営者の男性は強姦罪などで起訴されたが、起訴内容を否認しているとされる。

あぁ、成程(なるほど)……
状況が少し分かって来た

要するに被告人は始め示談で済ませようとして弁護士を雇(やと)って交渉を持ちかけたが、その際に犯行状況の撮影映像の存在を仄(ほの)めかし、示談が成立しなければ被害者側に不利で ある様に思い込ませ様とした、と言う訳(わけ)ですな

それに しても、早い段階で弁護士を立てて示談に持ち込もうとしている辺(あた)り、被告人有罪の心証を持ってしまうので あるが、どうで あろうか

「今回のニュースについて、マスコミは被告人の有罪を前提とした報道をしているようです。
しかし、毎日新聞の記事では『起訴内容を否認している』とされています。
また、共同通信の報道によれば、被告人は『相手の同意があった』と主張しているようです。

確かに、報道は犯行の事実が存在している前提で行われている雰囲気は ある
しかし、示談交渉を持ちかけている事実が ある以上、被告人の有罪を示唆している様に見受けられて しまうのは、已(や)むを得ないと言うべきか

もし本当に被告側との同意が あったと言う事で あれば、示談交渉等(など)始めから持ちかけねば良かったのでは無いかと思う

それに しても、若(も)し被告人との合意が あったと言う事で あれば、被害者は五人いると言う事なので、五人全員の同意が あったと言う事に なる
はてさて、その様な事が あるので あろうか?

「仮定の話ですが、ビデオが『同意』を証明できるものだったとします。
それにもかかわらず、女性があくまでも『同意はなかった』と主張し、告訴を取り消さないのであれば、被告人側の弁護士としては、被告人の無罪を立証するために『ビデオを捜査機関や裁判所に提出することになる』と告げることもあり得るでしょう。

いやいや、無いで あろう
その場合、被告人弁護士は こう言う筈で ある

被告人が無罪で ある事を示す映像が あります。
裁判では これを証拠物件として提出するので、裁判官が無罪の判決を下す事は確実でしょう。
それでも告訴しますか?

となれば、映像は被告人の無罪を示す内容では無かった様に思われる



2. 被告人弁護士の脅迫罪は成立するか


この裁判の経過を注視したいが、若し被告人が有罪判決を受けた場合、次の段階として被告人弁護士が脅迫罪に問われるか どうかに焦点が移(うつ)る可能性が ある

さて、どうなるで あろうか

公開 : 2015年1月23日
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