1. 疑問
本人識別と認証を行う手法の一つとして、生体認証(バイオメトリクス認証) と言う手法が あり、近年普及し始めている
日本では原語として Biometrics Certification や Biometrics authentication と記述される事が多い
ただ、実際には Biometrics Identificatio と言う名称も使用されており、本人の識別を行うと言う点から鑑(かんが)みれば、私見では こちらの方が正しい様に思うが どうか
生体認証としては、現時点で以下の手法が採用されている らしい
1) 指紋
2) 手静脈
3) 眼球網膜
4) 瞳虹彩
生体認証はパスコード(passcode)認証を認証精度で越える、或(ある)いは置き換えるものと して捉えられる事が多い様で あるが、私は この風潮に疑問を抱いている
抑々(そもそも)生体認証と言うものは(と言うものも、と述べた方が正しいか)、不本人偽認証(他人が成り済まして認証を通過してしまう) が起きて しまう事態を完全に回避する事は難しい様に思われる
そして これは非常に由々しき事態で あるが、生体認証を通過するため、手っ取り早く生体情報を窃盗する不逞の輩が現われる事に なるので ある
2. 生体認証は災禍を招く
生体情報を盗む、とは どう言う事か?
これは、生体情報を読み取る事が可能な部位を略取すると言う事で ある
いや、更に分かりにくいと思われて しまいそうなので、ここでは歯に衣着せる事は止(よ)そう
つまり、資産家を襲撃して指を切断し或(ある)いは眼球を剔出(てきしゅつ)し、貸金庫等から資産を窃盗する犯罪者が現われると言う事で ある
その様な事は起こらない、等と言えるで あろうか?
実は、指紋認証を擦り抜けるために指を切断して盗むと言う事件が、もう既に発生しているので ある
武田圭史 >> 指紋認証を突破するために指を切断される事件が発生
3. それでも生体認証を行いたいと思うか
上記は指で済んだと言えようが(事件被害者本人は済まないと思うが)、次は眼球を盗む者が現われるかも知れない
そうなった時どうするのか
それでも尚生体認証を行いたいと思うで あろうか
なお、現行法に おいては、指を切断されたり眼球を抜き取られたと言った被害を被ったと しても、傷害罪と身体部位の窃盗罪と言う事で、微罪で ある
眼球を抜き取られた場合、視神経は切断されて永久に機能不全に陥ってしまうで あろう故、仮に眼球を取り戻して眼窩(がんか)に戻しても、永久に失明したままで ある
これ程納得の行かない状況が あろうか!
4. 関連 URI
参考と なる URI は以下の通り
生体認証 - Wikipedia
公開 : 2014年5月22日