清 少納言は せい-しょうなごん

1. セイショウ ナゴン には違和感を覚える


平安時代の才女、【枕草子】を著した 清 少納言に ついて、前々から気に かかっている事が ある
どの位前の事か もう記憶が飛んで忘れて しまっているが、恐らく三十年位前の事かと思う

清 少納言 は彼女の通り名で あるが、この名の表音(ひょうおん)が セイショウナゴン と一気に訓(よ)まれる事に違和感を(おぼ)えるので ある
中には 清少 が苗字で 納言 が名で あるか の(よう)に思い込んでいる者も いる様で、セイショウ ナゴン と妙な所で区切る場面に遭遇したり すると何とも不思議で ならない
そう言った人は口に出した際に何とも思わないので あろうか



2. 名の由来と表音


清 少納言 は父親で ある 清原 元輔 の名と近親者の少納言と言う官名から採ったものと思われる
当然本名は別に ある筈で あるが、当時は(いみな)(=忌み名) の思想が あり、名を軽々しく他人に知らせる事は(はばか)られたので、便宜上の仮の名として採用した名号(めいごう)が 清 少納言 で あったと言う事で あろう
平安宮廷の女房での通り名で あるので、女房名と言う らしい

つまり、清 と 少納言 を足して別の名号を作り出したので あるから、その表音は セイショウナゴン では なく セイ ショウナゴン と間に一拍(いっぱく)間を措(お)く べきなので ある



3. 関連 URI


参考と なる URI は以下の通り

清少納言 - Wikipedia

公開 : 2014年5月13日
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