植物の被蝕自衛 -以虫制虫-

1. 植物は自身を蝕害するおぞましき幼虫から防衛する


ガリレオ X と言う番組で以下を見たが、これが また面白い

ガリレオX 植物が会話する!? 匂いが伝えるコミュニケーション

小松菜 は葉を小菜蛾コナガの幼虫に蝕害しょくがいされる(要するに葉を食べられてしまう事)と、小菜蛾の天敵で ある小菜蛾小繭蜂コナガコマユバチを呼び寄せて排除する と言う
排除すると言っても直接 殺害させるわけでは無く、小菜蛾の幼虫に卵を産み付け、寄生し これを食殺しょくさつする と言う、少し息の長い撃退手法では あるが

これを見て最初に思った事で あるが、これは以夷制夷えびすを もって えびすを せいす ならぬ 以虫制虫虫を以て虫を制す で あると言う事で ある
いやはや、植物と言うもの は実に大した事を行っているもの と感心した

所で、植物は脳や痛覚神経が無いのに どのようにして葉を蝕害されているのか疑問をおぼえたので あるが、番組を見終わっても私の疑問は解消されなかった
これは残念と言えば残念では ある



2. 植物は会話する と言うが…


ほかにも、植物が蝕害を受けて幼虫天敵虫を呼び寄せているのを察知した他の同種植物は蝕害を予防する効果が見られる と言う
番組では これを植物の立ち聞きとして紹介していた

いやぁ、立ち聞き とは言い得て妙では あるが、しかし これを もって会話と称して良いので あろうか?
作用が影響している事は確か では あるが…少々言い過ぎ の観はいなめないか

公開 : 2017年8月29日
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