桂打ち空間確保の銀捨て奇手

1. 取られそうな銀を捨てて桂打ち の隙間を何気無く開けてしまった


NHK杯テレビ将棋トーナメント を見ていると、時に面白い局面に遭遇する事が ある

以下は先手が飛車を逃げた場面で、互いに駒を取れる状態に あり予断を許さない所で あるが、

狙われている飛車を逃がす
狙われている飛車を逃がす

ここで 久保利明 九段が放った奇手が何とも揮(ふる)っている

桂打ち の隙間を開ける !!
桂打ち の隙間を開ける !!

いやはや、取られそうな銀を最大限に有効活用せん と欲する妙手で ある
まぁ取るしか無いが、そこに追い撃ちを かけるべく、

角金両取り の桂打ち を放つ
角金両取り の桂打ち を放つ

狙い澄ました一手が炸裂、これは痛い…
痛いと分かっていても これを防ぐ余地を見出しにくく、廻避(かいひ)し切れ無いので ある

いやぁ、これだから将棋観戦は止められない ので ある

公開 : 2016年9月20日
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